RAW写真を編集するためのパソコン

デジタル一眼レフやミラーレス一眼といったデジタルカメラで撮影した写真は通常JPG形式で保存されますが、設定によりRAW形式で保存することも可能です。RAW形式とは、撮影した画像そのままの、無圧縮かつ無劣化状態の画像データです。このRAW形式で保存された写真データは、パソコンで編集ソフトを使ってコントラストや色味などを自由に編集することが可能なのです。しかし、RAW画像を編集するためには高性能なパソコンが必要になります。

これは、写真を編集するための処理が非常に重いためです。快適な編集作業を行うためには、適したパソコンが必要です。まずはパソコンの中心となるCPUです。近年のCPUは、CPUの中に複数のコアを配置するマルチコアCPUが主流です。

RAW編集を行うのであれば、このコアが多いほど処理時間が短くて済みます。4コア以上のCPUを選びましょう。また、メモリも重要です。編集ソフトはこのメモリを多く使う仕組みになっています。

メモリ容量が大きければ大きいほど一度に多くのデータを扱えるので、メモリ容量には気を遣いましょう。これは、パソコンに搭載できる限度まで搭載することが望ましいと言えます。また、パソコンと同じようにディスプレイも重要です。実は、ディスプレイは製品によって色味が大きく違っているのです。

青色が強かったり、赤色が強かったりといった傾向があります。設定によって変更できますが、静止画像に向いたディスプレイを選ぶことが必要なのです。

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